2021シーズン副主将 川上達也

 平成30年度に入部してから約4年間、選手及びコーチとして広島大学体育会サッカー部の活動に携わらせていただきました。大学卒業後は、国家公務員として働きながら広島の社会人チームでサッカーを続けていましたが、怪我をしてしまったため、現在はサッカーから離れマラソン競技に勤しんでいます。 

 

 まず初めに、広島大学体育会サッカー部の選手並びにスタッフの皆さん、この度は3年連続となる全国大会出場おめでとうございます。 私が入部した頃には「目標」であった全国出場も今や「至上命題」となり、日々の活動の中で感じるストレスやプレッシャーは計り知れないものであったかと思います。 そんな中で全国への切符を勝ち取った皆さんであれば、全国でも最高のパフォーマンスを発揮し、素晴らしい成績を残してくださると信じております。 特に、過去2大会の悔しさを知る3年生と4年生の皆さんはその悔しさを昇華できるように頑張ってください。 仕事のスケジュール上現地まで応援に行くことはできませんが、九州から全力で応援させてもらいます。 

 

 私たち30は個性が強く賑やかな学年であり、賑やかすぎて様々な愚行を働くこともありましたが、先輩方や上泉先生の温かくも厳しいご指導のおかげで、4年間活動を続けることができました。この場をお借りして先輩方や上泉先生に感謝申し上げます。 

 

 私たち30は上泉監督就任1年目に入部したため、広大サッカー部の「変革」を当事者として体験することができました。 中でも、人工芝グラウンドの整備やクラブハウスの設置等の環境面での変革は、プレーの質を向上させただけでなく、サッカー教室や大会を開催することが可能になり、広大サッカー部の活動を地元の方々に知ってもらうきっかけにもなりました。 私たち30を含む広大サッカー部OBと上泉先生で進めてきた「変革」が広大サッカー部の礎となり、今日の活躍に微力ながら貢献できていると考えると大変嬉しく思います。 

  

 今の4年生は私たちが4年生の時に入部してきたのでよく覚えています。30のように非常に仲が良く、01のようにまじめで、02のように技術のあるメンバーが揃っている学年という印象でした。特に、現主将の山邉選手や現副将の酒井選手はトップチームでの活動を通して関わることが多かったのですが、ピッチ外では礼儀正しくピッチ内では学年関係なく意見できる選手でした。そんな2人が率いるチームであれば全国でもきっと素晴らしい成績を残してくれることでしょう。4年生の皆さんは彼ら2人を中心にチームを引っ張りつつも、個人としても悔いの残らないように日々のトレーニングから全力で取り組み残りの大学サッカー生活を充実させられるよう頑張ってください。3年生以下の皆さんは4年生を模範としつつ、各学年の色を存分に出しながら日々の活動に励んでください。そうすれば必ず、来年以降も素晴らしい戦績が残せると思います。 

  

 最後に、広島大学体育会サッカー部の躍進を祈念して私からのメッセージとさせていただきます。