H30年度入学・齋藤遥平

 H30年度に入学し、選手、院生コーチとして計6年間広島大学サッカー部に関わらせていただきました。現在は、関東で社会人生活をスタートし、大変なこともありながら充実した生活を送っています。

 

 総理大臣杯での全国大会出場おめでとうございます。3年連続の全国大会出場はもちろんのこと、カップ戦での全国大会出場はチーム力のアップと勝負強さがついたのだと感じました。自分の代では全国大会には出場することができなかったので数年でのチームの変化に驚かされてばかりです。

 

 上泉先生には30の世代として大変お世話になりました。幾度となくご迷惑をおかけした世代であったと思いますが常に寄り添っていただき感謝しています。また、コロナ禍であったと言うこともあり、思い通りに行かない日々が続きましたが、先生のご指導のもと成長できたと感じています。この場を借りて御礼申し上げます。

 

 私たち30の代は個性豊かなメンバーが揃っており、いい言葉で表現したら賑やかな学年でした。また、入部してから部の変化をたくさん感じることのできた学年だと思います。1年生の頃に、グラウンドが土から人工芝に変わり。「南グラの精神」を知る最後の世代です。水抜きをしたりグラセンをかけるということはもうないと思いますが選手たちは、人工芝を当たり前と思うのではなく、様々な人のおかげで今の環境があるのだと感謝することは忘れないでください。また、3、4年次には新型コロナウイルスの影響で思うように活動ができない日々が続きました。練習すらできないこともありました。大学と話し合いを重ねて、徐々に活動を認めていただけたことをよく覚えています。試合をするために毎週PCR検査を受けに行ってたのも印象に残っています。プレーだけでなく、運営面の仕事も多く、普段プレーできる裏には多くの力が必要ということを知る機会になりました。

 

 自分が院生コーチをしていて選手の成長速度にいつも驚かされていました。そこには、頭を使ってサッカーをしていることが関係していると思います。試合終わりにボードを使っての話し合いや、自分の考えをぶつけてみるのもすごいいいことだと思っていました。コーチをしながらあの時間を楽しんでた自分もいました。考えて行動できるのが広大生の強みです。下級生でまだ考えて動けていないなって選手たちはまずは上級生の会話に混ざってみるところから始めてみてください。こんなこと考えているんだってところに触れるだけでも成長速度は変わると思います。

 

 選手たちには、自分たちの代では立つことのできなかった全国大会という大きな舞台で大暴れしてきてほしいです。また、ここまでこれたのには先生をはじめ歴代のキャプテンの努力、支えてくださる皆様のおかげであることも忘れないでください。広島大学サッカー部が好き、応援したいと思ってサポートしていただいているのでその気持ちを胸に戦ってきてほしいです。全国の舞台での活躍を期待しています。

 

 最後になりますが、自分が選手の頃とは違い、毎年全国大会出場できるチームになっていると思います。しかし、現状に満足するのではなく全国で「広島大学は強い、行きたい」と思われるようなチームになれるように頑張ってください。応援しています。