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「自信と過信」(金谷圭祐)

今年の前期、リーグ戦出場時間は約15分に終わった。昨年の後期は出場機会は無し。なぜ公式戦に出場できないのか考えた。

 

私が思うに、過信と自信を履き違えていたからだろう。

この過ちを胸に刻み、次に繋げるため、このブログを綴る。

 

サッカーにおいて自信はメンタル、フィジカル両面において、とても驚異的な武器になる。

昨年のIリーグ前期開幕戦、私は学年で唯一のベンチ外だった。その時の喪失感は今でも鮮明に覚えている。その悔しさから周りの人一倍自主練に励み、前期の終わりにはスタメンに定着することができた。スタメン定着の要因は間違いなく自信だった。自主練とそれに伴う成長に自信を持つことができていた。その自信は当時の自分の最大限のプレーを引き出してくれていたと思う。

それが過信に変わったのはIリーグAに移籍した時だろう。

自分のプレーに自信を持ってAチームで練習していたつもりだった。しかし実際はスピードもフィジカルも周りに劣るばかり。才能のある新入生がチームに加わりスタメンが危うくなる中で、環境に合わせて自主練の量や質を上げる必要があった。しかし自分を過信してしまい、十分なトレーニングができないまま今年の前期リーグを終えてしまった。

前期リーグ期間中は、なぜ自分を出してくれないのかと考えていたが今振り返ればとても未熟だったと思う。3年生としての安定感はなかったし、これといったチャンスメイクにも欠けていた。何よりベクトルを向けるべきは常に自分であり、そこから逃げていては成長はないのだと実感したシーズンだった。

後期に向けて今からできることは前期を振り返り、次に繋げることだ。自分の弱点はわかったので、まずは後期Iリーグスタメン、そしてその先のインカレに向けて努力を怠ることなく全力を注ぎたい。

 

オフザピッチでは四年生の背中を見て、チーム作りの難しさ、そして今のチームを作ることができている偉大さを強く感じる。豊かな個性とそのつながりが生み出す今のチームづくりは、やれと言われてできるものでは到底ない。しかし私たちには私たちなりの個性と集団の色を持っていると思う。その強みを最大限に引き出したチームづくりを来年は成功させたい。

それまで全力で四年生の背中を追わせていただきます。