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「一点の重み」(宮沢晴人)

 

 

 

 夏休みはもう終盤に差し掛かり、部活では新人戦やIリーグの本戦が終わり、時の流れは本当に早いものだと感じながら今シーズンの自分の振り返りをブログに残したいと思います。

 

 振り返れば、シーズン序盤自分の所属したI2、そして自分自身共に最高の滑り出しでした。Iリーグ初戦の広大ダービーでは先制点を決めチームも一丸で勝利を掴み、またIリーグ第5節でも決勝点を自分で決めて、前半戦終わってみればI2チームは3勝1敗1分で2位、個人でもコンスタントに試合に出続けチーム内得点王と去年では考えられない結果でした。

 

 そのまま突入した新人戦期間でしたが、良い流れは続きませんでした。初戦、スタメンで出場したものの中国リーグに出場する相手DFに対してなにも出来ず、チームも負けてしまい後悔の残る結果でした。その後は途中出場1試合に留まり、ベンチでチームを見守ることが多く力不足を感じる新人戦でした。

 

 そして再開したIリーグ、残り2試合で勝ち点1でも取れば上位プレーオフ進出という状況でしたが、終わってみれば2敗。悔しすぎる結果でIリーグが終わってしまいました。最終節では1点とれば上位にいける展開で途中出場しましたが、FWとしてのチームの期待に応えられず、シュート0本で試合終了しました。「一点に泣く」を体感するシーズンとなりました。

 

 私はサッカーをしている楽しさとして、「一点の重み」にあると子どものころから考えていました。今年W杯で盛り上がったバスケやWBCの野球と違い、サッカーはたくさん得点が入る競技ではありません。しかし、その分「一点」の重みが増し、たった一点でチームや観客を一喜一憂させることが出来るのがサッカーです。その「一点」の攻防のためにたくさんの時間練習し、チームとして戦術を考え学ぶのです。サッカーの魅力を知り、ハマって10年以上続けてますが、今がいちばん楽しいと思えます。上の写真ですが、これは先にブログに書いたIリーグで決勝点を取った後もみくちゃにされた時に撮られた写真です。得点を奪った自分だけではなく、チームでこんなにも喜べる競技はなかなかないと思います。私は、個人の写真よりもこの写真が好きなので誰が誰か分からないと思いますがこの写真を見出しにさせていただきます。

 

 最後にはなりますが、サッカーができる環境、仲間、指導者、家族に感謝しながら「一点」を積み重ねて取る事ができるFWとして残りの大学サッカーを頑張りたいと思います。

 

宮沢晴人