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「決断」(長谷青龍)

 こんにちは。瀬戸内高校から来ました、医学部保健学科理学療法学専攻の長谷青龍です。2024年1月から途中入部という形で加入させていただくことになりました。今回は、入部を決めた経緯や入部して感じたことを書いていきたいと思います。長くなりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 僕はここに入部する前、広島大学医学部サッカー部に入部し、8か月ほどプレーしてきました。そこでは、とても素晴らしい仲間と出会うことができ、楽しいサッカー生活を送っていましたが、医学部サッカー部ということもあり練習や大会の数が少なく、小中高と競争が激しい環境でサッカーをしてきた自分にとって少し物足りなく感じていました。そんな時に影響を受けたのが、自分と同じく霞キャンパスから通う体育会サッカー部05の福田駿介です。普段はポンコツを演じていますが、意外とまじめで、彼は入学する前から、より厳しい環境でサッカーをするために広島市内から東広島まで通う方法を考え、準備を進めて入部したと聞きました。自分も厳しい環境に身を置きたいと考えてはいましたが、体育会サッカー部に入部することを通う方法も考えず早々にあきらめてしまっていたので、彼のことを実は尊敬しています。そんな彼と去年の10月ごろに、これまでのサッカー人生や現在の生活について語り合う機会があり、サッカーに対してもう一度全力で向き合いたいと感じ、その話し合いをした次の日の練習に連れて行ってもらい、見学して入部を決断しました。そこから少し時間はかかってしまいましたが、準備を進めて入部させていただくことになりました。

そして、実際に入部しプレーして感じたことは、広大のサッカーは頭をよく使うということです。関西や関東などの強豪校などと比べてフィジカルや身体能力が劣る分、頭を使うサッカーでいかに体格差があるチームに勝つのかを意識した練習メニューが多く組まれており、身長が小さく、フィジカルもない自分にとって非常にフィットしたチームだと感じました。また、トップチームの練習に参加するチャンスをいただいて自分との差を最も感じたのは、認知と判断のスピードです。技術の差ももちろん感じましたが、狭いスペースでの一瞬の状況判断、決断、実行までの速さは、これまでのサッカー人生において身近で体感したことがなかったレベルだったので、感動すら覚えました。しかし、WBC決勝の直前で大谷翔平選手が言っていたように、憧れていたらその人たちを超えることができないと思うので、ライバルとしてポジション争いに加わって勝てるように、日ごろの練習からそういった選手をよく観察して、アドバイスを積極的にもらいながら技術を盗み、誰よりも努力して這い上がっていきたいと感じました。

 

 最後に、いつも支えてくれている両親、快く送り出してくれた医学部サッカー部の部員、友達や先輩、先生のおかげで楽しくサッカー生活を送れていることを忘れず、そういった応援してくれる人たちのためにも残りの3年間、悔いのないように結果にこだわって全力を出し切っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

 

 読みにくく長い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

長谷 青龍