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「準備」(久保翔)

 新年あけましておめでとうございます!

教育学部第四類健康スポーツ系コース3年の久保翔です。

 

 今回のブログでは関東遠征中やその前後に考えていたことや感じたこと、学んだことについて文章にしてみたいと思います。最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 関東遠征前、自分はインカレの30人のメンバーには入ることが出来ていなかったので残りの追加召集のメンバーに何としても入ってやろうと関東遠征前の1か月は特に気合を入れて練習、試合に取り組んでいた。その結果、追加メンバー発表前最後の試合で2ゴール決めることができ、見事追加召集されることとなった。ここでは前回のブログで書いたFWとして「勝負強さ」を見せることができたため自分自身の成長を感じることができた。

 

 関東遠征中はピッチ内外で多くのことを学んだ。まず、ピッチ内のことに関して感じたことは自分1人では何もできないということである。これを特に感じたのは2回戦前日の国士舘大学との練習試合の時だった。正直、この日までは関東のチームとやってもなんとか戦えると勘違いしていたが、国士舘大学の選手一人一人の圧倒的な「個」の前に自分たちは何もできず、最終的に何もできないまま大敗するという結果になった。この経験をして今まで自分ができていると思っていたことは周りのサポートがあったからで、相手が強くなればなるほど自分の強みであるフィジカルは通用しなくなると痛感した。このことから、これからはチームとして上手くいかないときには自分だけでなんとかしようとするのではなく、味方に頼りながら全員で改善していけるようになる必要があると感じた。

 

 次にピッチ外で感じたことは「準備」の大切さである。関東遠征の2日目、3日目は調子が良かったため、追加登録の3人にも選ばれ、この勢いのままベンチ入りしてやろうと意気込んでいたが、1回戦の3日前に発熱の症状があり、病院へ行くとインフルエンザであると診断された。もう少しでインカレのピッチに立てるかもしれないと思っていたところでの出来事だったため、絶望のどん底に突き落とされたような気分になった。このことを自分を一番応援してくれている両親に電話で話すと、一言目に父親から「お前は試合に出られるように、体調を万全に保つような準備をしていたか」と言われた。この言葉を聞いて思い返してみると移動の際に苦しいからと言ってマスクを何度か外していたことに気が付いた。マスクを外していたときは何気ない行動であったが後々考えてみると完全に自分の準備不足であり、徹底していれば防げたと思った。トップのメンバーは関東に来て同じ行動をとっていたのにコンディションを崩さずにいたことからも自分との準備の質の違いに気づかされた。このことから、今年は常に試合に出られるように準備し続け、自分の出番が来たときに最高のパフォーマンスでチームに貢献できるようにしようと決意した。

 

 関東遠征後の今、このインカレが最後じゃなくて良かったと心の底から感じている。上に書いたように多くのことを学んだが、それは今自分が3年であと1年残っているからいえることで最終学年であったら間違いなく一生後悔していたと思う。05の航汰のブログにもあったように、もしかすると自分も本当は最終学年だったが何かの間違いで1年前にタイムリープしたと考えることにした。そう考えると余計にラストシーズンは一日一日が無駄にできないと思うようになった。本気でサッカーをするのも今年で最後になる予定なので引退する際に後悔することがない1年にしたいと思う。久保翔のサッカー人生の集大成を有終の美で飾れるように努力し続けるので皆さんぜひ応援よろしくお願いします!

 

 最後になりますが、自分がこのような貴重な経験をできているのもスポンサーであるアイグラン様をはじめ、多くの方の支えがあってのことですのでこの場をお借りして感謝申し上げます。今後も広島大学体育会サッカー部への応援よろしくお願いします。

 

03 久保翔