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「ただそれだけの物語」(櫻井伶)

 今回のブログでは、昨年のインカレ・関東遠征を通して感じたことについて書いてみました。

拙い文章ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。

 

 インカレの試合前日にメンバー発表があった。皆んなの名前が呼ばれる中、僕の名前は呼ばれなかった。直前の練習試合まで途中交代ではあったものの、試合に出ていたし、関東遠征が始まってからコンディションはシーズンの中でもかなり好調だったというのもあって、正直とても悔しかった。

一回戦の試合が終わり、勝ったことは本心から嬉しかった。同時に自分がベンチ外であることに対して、心の底から悔しさが込み上げてきたのを覚えている。

二回戦もベンチ外で応援していた。もし試合にでられたとしても何もできなかったろう。やるせなさで胸がいっぱいになった。

 

 ベンチ入りメンバーはそれぞれ何か秀でた武器をもっている。特に前線の選手は得点やアシストなど結果を目に見える形で残している。対して僕は、シーズンを通して結果をそこまで残していなかった。

 

 インカレには出場できなかったものの関東のチームと沢山練習試合の機会を頂いた。そこで感じたのはプレーの「強度」の差だ。フィジカル、テクニック、切り替えの速さどれも勝っているものはなかった。関東ではサッカーをする土俵にもたてていなかったことを痛感させられた。

 

 今回のインカレ・関東遠征はとても悔しさの残るものとなった。今年は最高学年となりラストシーズンを迎える。今シーズンのスローガンの「蹴念」を胸に刻み、必ずメンバーに選ばれピッチに立ってみせる。

 

 最後になりましたが、スポンサーとしてチームを支えてくださっているアイグラン様をはじめ、OB・OGの皆様、監督・スタッフの皆様に感謝申し上げます。

今シーズンも広大サッカー部の応援、よろしくお願いいたします。

 

03 櫻井伶