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「原点」(小島拓)

 新年明けましておめでとうございます。生物生産学部3年の小島拓です。最近は、研究室のニワトリとトモダチになれるように頑張っています。

 

 はじめに、たくさんの方の支えがあって僕達がサッカーをすることができていると遠征を通して改めて感じました。アイグラン様をはじめ、OB、OG、スタッフの方々、保護者の皆様、チームメイトなど支えてくださるすべての方々にこの場を借りて感謝申し上げます。今シーズンもお力添えのほどよろしくお願いいたします。

 

 僕は、今年関東遠征に初めて参加しました。そこで感じたのは、「サッカーの楽しさ」です。シンプルではありますが、本当にこの感情が一番に込み上げてきました。

 

 特に印象に残っているのは、国士舘大学とのトレーニングマッチです。フィジカル、スピード、テクニック全てのレベルが高かったです。特に、パススピードと判断の質、速さの違いを身をもって感じました。常に、複数の選択肢を持っているし、その中でもそれをされたら嫌だと感じる方を素早く選択してきます。一瞬でもゴール前のスペースを埋めるのが遅れると、先に走り込まれてシュートまで持っていかれます。自分の知っているサッカーの基準がすべてアップデートされる、そんな感覚でした。その中でどうしたらうまくできるのかプレーしながら考える時間がとても楽しかったです。

 

 結局この試合は、失点を重ね、敗戦してしまいました。ピッチに立つ以上勝ちにこだわらなければいけないし、結果をしっかりと受け止める必要があります。ただ、その中で自分にとって進歩できた部分もありました。今シーズン、相手の前からの激しいプレスにどう対処するかをずっと考えていました。自分の中で、持ち運び方と動き直しの質に意識を向け取り組んできました。練習でもあえてそのようなポジションにトライし、何度もミスをしてたくさん落ち込みました。今回の国士舘とのトレマでも、チャレンジし、わずかですがうまくいく場面もありました。ずっと考えていたことの解決の糸口が少し見えて嬉しかったです。

 

 今回の遠征を通して今までにないサッカーの楽しさを感じました。それと同時にもっともっとうまくなりたい、次は勝ちたいとも思いました。最低限戦えるフィジカルを持っていなければ話にならないし、もっとたくさんの選択肢を持ってプレーしなければいけないし、考えたことを確実に遂行する技術も身につけなければいけないなどと挙げたらキリがないほどやることが沢山あります。残り一年という時間の中で、最大限上手くなれるように大切に過ごしていきたいと思います。また、サッカーに打ち込めることに感謝して思う存分楽しみたいと思います。

 

03 小島 拓