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「インカレで感じたこと」(多田昂世)

 工学部四類3年の多田昂世です。

今回はインカレで関東遠征に行って感じたことを書きます。

 

 今回のインカレでは、僕は登録メンバーには選ばれたもののベンチ入りすることはできま せんでした。そのため、試合当日は応援組と合流してスタンドから選手を応援していました。 試合に出ている選手たちを見ていて、純粋に誇らしいと感じました。応援組になることに対しての悔しさはもちろんありましたが、自分のチームが全国大会で活躍する姿に興奮するば かりでした。

 

 2回戦で負けて今シーズンが終了し、自分が最高学年になることに実感が出てくると遠征中に関東の強豪との試合を思い出しました。筑波大学や流経大学と試合をさせてもらいま したが、下のカテゴリー同士にも関わらず実力差を見せつけられました。具体的にはフィジ カルの強さと攻撃の速さ、正確さが中国地方にはないものでした。 関東での試合を通してまず痛感したのは、私個人の実力不足です。私は CB なのですが、フ ィジカルで相手のFWに負けていることが多く、そこの差が守備のときに顕著に出てしま っていました。また、ラインの細かい上げ下げや、体の向きを常に整えて構えておくことな ど、当たり前のことがもっと精度高くできなければ、あのレベルのオフェンスを抑える事は できないと感じました。しかし、自分のボールの持ち方は関東の前プレに対してもある程度 は通用していたのではと思います。

 

 また、個人の反省とは別に、チーム全体のレベルの差が強豪とは大きく開いていると感じま した。私が言うのもなんですが、正直いって 4 年生が引退された今、全国に通用する選手は 11 人いないのではと思います。そこで大事なのが、今 A2, A3 にいて関東遠征を経験した人たちがもう一度意識を高くもって新シーズンに望むことです。そして関東遠征に選ばれなか った人にもその基準の高さを共有して、年明けの練習に取り組むことだと思います。

 

 これらのことから、最後のシーズンに私個人が具体的に意識してやっていくことは主に3つで、1つ目は、最高学年として練習からチームを引っ張っていくことです。今までの先輩方のいいところを見習いつつ、自分なりに下級生にいい影響を与えれたらと思います。2つ目 は、守備の安定感を上げることです。具体的には、先程挙げた反省点を常に意識して試合や練習に臨みます。3つ目はフィジカルを鍛えることです。ラスト一年で自分でも遅いとは思 いますができる限りのことをしていきます。