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「逆転の発想」(中尾誉)

こんにちは。教育学部の中尾誉です。今回のブログでは先日行われたインカレでの自分とチームを振り返りたいと思います。

 

まず、チームとして初戦は41で総理大臣優勝校に勝ち素晴らしい結果で初戦突破を成し遂げました。その試合では結果だけでなく内容も先制点の時間、追加点の時間などほぼ理想通りでした。得点の形も3人目の動きであったり、右サイドの長所を活かした崩しだったりと1年間練習してきたことをピッチ上の選手が緊張や初戦の硬さがある中で素晴らしいパフォーマンスを発揮できていました。結果も内容も1年間の集大成が詰まった試合だったと思います。しかし、僕個人としてはチームの流れに乗れず輪に入ることができていなかったと思いました。後半のラスト少しだけ出場機会をもらうことができました。セカンドボールの回収とボールを受けて試合を落ち着かせるという試合を終わらせるうえで重要な役割を与えてくれました。いざピッチに立つと緊張か恐怖か自分でもわからないですが、ポジショニングが悪くボールをなかなか触ることができず、セカンドボールも予測が遅れなかなか拾うことができませんでした。また、珍しく裏抜けからいい形でパスをもらい、決定機がありましたがそれも決め切ることができませんでした。初戦での僕のプレーはチームの役にも立つことができず、悔いの残るパフォーマンスでした。

 

2回戦でもチームは初戦の勝利による勢いもあり、試合の入りから広大のペースでいい時間帯に先制点を決めることができました。しかし、後半では仙台大学の強度が上がり失点してしまいました。失点したものの崩れることなくお互いにチャンスは何度もあり決め切る力が必要だと思いました。延長に入りセットプレーによる2失点で、結果的には1対3で敗北してしまいました。自分は後半ラスト15分頃から出場し、実際にピッチ上でスピード感、強度を体感しました。フィジカル、足元の技術、全てにおいて自分よりも格上の選手ばかりでした。そこで、少ないタッチでボールを捌かないと捕まってしまうので3人目の動きであったりダイレクトプレーのできる体制をつくったりして工夫しました。すると、自分的には新しい感覚を掴むことができた気がしました。チームは悔しい結果でしたが、僕個人としては少しだけ得たものがありました。

 

インカレ大会期間はとても楽しかったです。でも、それ以上に悔しかったです。自分がスタメンとして出られないのには理由があり、リーグ戦後期はかなりサッカーについて考えました。そこで気づいたのは、「自分には何が足りないのか」と弱い部分のところを視るだけではなく逆に強みの部分に着目することが大切ということです。僕には自信を持ってこれだ!と言えるほどの長所がありません。自分の短所ばかりを考えすぎて長所を伸ばすということをしていませんでした。他の人には絶対負けない長所が今の僕には12つ必要だと感じました。考え方を変えることで新しい手がかりを得ることができました。

 

僕は来年、絶対にスタメンで出ます。そして全国大会にもう一度出場します。新しい1年生も入ってきてまた、新しいシーズンが始まります。またレギュラー争いは激しくなると思います。オフシーズンでレベルアップして春から始まるリーグ戦、天皇杯に臨み今年以上の成績が残せるように今から努力していきます。

 

最後になりましたが、今大会、たくさんの方々のご支援のおかげで試合をすることができ、良い経験をすることができました。また、ライブ配信を見てくださった方や関東まで来てくださった方など、たくさんの方々による応援の力で勝つことができました。今後とも全力でサッカーに取り組んでいくのでご支援ご協力よろしくお願いします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様、良いお年をお迎えください。