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「未完成」(小笠原周哉)

 

こんにちは。教育学部第2類社会系コース1年の小笠原周哉です。今回で2回目のブログ投稿になります。1回目のブログを書いた半年前の過ごしやすかった季節とは打って代わり、現在は西条の冬を嫌という程体感しています。これから更に冷え込むのかと思うと少々気が滅入りますが、一旦実家に帰省して岡山の暖かみを感じてこようと思います。

 

さて、今回は関東遠征に関するブログを書くということで、関東遠征メンバーに選ばれるにあたり重要だったと感じたこと。そして、関東遠征の経験から今後どのようにサッカーと向き合っていくか。以上の2点について拙い文章ではありますが書いていこうと思います。

 

まず、1つ目のテーマに関して重要だと感じたことは結果差別化です。僕はインカレの初期登録メンバーの30人の方には選ばれる事が出来ず、その後の関東遠征に連れて行ってもらえる追加の7人の枠に滑り込みでギリギリ入ることができました。その際、ターニングポイントとなったのが11月上旬にあった選考前最後の3試合である紅白戦、広島経済大学戦、レノファ山口U-18戦です。紅白戦において、僕は5チーム中上から4番目のチームでしたが、下のチームに対しては勝利し、上のチームに対しても引き分けではありましたが、引けを取らず相手を押し込む展開が続いており、チームとして良い結果を残すことができました。その甲斐あって、試合に連れていくメンバーを絞ると言われていた広島経済大学との練習試合のメンバーに選ばれることができ、その試合で1アシストという結果を残すことができました。この2試合でのアピールにより、選考前最後の1週間はAチームでプレーすることができ、1度は落ちた関東遠征の選考レースに再び戻ることができました。そして迎えたレノファ山口U-18との選考前最後の練習試合で1ゴールという結果を残すことができました。また、この3試合を通して常に意識していたことが守備です。前回のブログにも書きましたが、当時は守備についての理解度が壊滅的で先輩の操り人形になることしかできませんでした。そのため、今シーズンは守備を課題とし、同じウイングで守備の上手い先輩のプレーを観察したり、同サイドのサイドバックの先輩の細かいポジショニング指導を参考にしたりして、常に改善を続けてきました。守備に関しては誰よりも意識してプレーしてきたと思っていますし、他のウイングの選手と比べても守備のタイミングと思い切りはかなり良くなったと自負しています。これが僕の現段階での他のウイングの選手との差別化です。この結果差別化が最後の最後で関東遠征メンバーに選ばれることができた大きな要因であったと思います。

 

次に、2つ目のテーマに関して今後の課題・目標について3点挙げようと思います。1つ目は、基礎的な能力の向上です。これにはフィジカルの面も含まれます。関東遠征で関東の様々なチームと試合をし、大きな差を感じたのは止める蹴るなどの技術面とフィジカル面といった基本的なところでした。今後強いチームと試合をすることも増えると思うので、こういった面で遅れをとることがないように日々のトレーニングを積み重ねていきたいです。2つ目は、1つ目のテーマで触れた結果差別化により重点を置くことです。今回の関東遠征では1アシストという結果しか残すことができませんでした。今後上のチームで生き残っていくためには結果を残すことが何よりも大事になってくるので、来シーズンはそれ以外のプレーももちろんですが、特に数字にこだわって取り組んでいきたいと思います。また、守備の面での差別化は現段階のものであり、他のウイングの選手も試合を重ねるごとに守備の理解度が向上し、その差がほぼ無くなってしまうことは明白です。そのため、自分の特徴を理解し、また新たに他のウイングの選手との差別化を図らなければいけません。まだその方向性はあまり定まっていませんが、これから試行錯誤を繰り返して自分だけの武器を身につけたいと思います。3つ目は、攻撃面での連携です。今までの相手だとドリブルでの単独突破が通用することの方が多かったですが、関東遠征ではそういった場面をあまり作りだすことができませんでした。なので、これからはドリブルのバリエーションを増やしていこうと思います。現状僕のドリブルは縦に運ぶことの方が多く、1人で完結してしまうことがほとんどだったので、今後は中へ運ぶドリブルも増やして連携で崩していく機会も増やそうと思います。中へ運ぶドリブルができれば、その分縦へのドリブルも読まれにくくなり効果的になるので、意識して取り組んでいきたいと思います。

 

最後になりますが、今回の関東遠征・インカレにおいて広島大学体育会サッカー部に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。皆様のおかげで関東遠征・インカレでしか得ることのできない貴重な体験をすることができました。自分の伸び代はまだまだあることを再確認できたので、また来シーズンから気持ちを切り替えて全力でサッカーに取り組んでいこうと思います。ご声援のほどよろしくお願いいたします。