· 

「絶対的守護神」(細川隼之介)

 こんにちは。総合科学部総合科学科一年の細川隼之介です。クリスマス前に風邪を引き、病み上がりで納会を迎えました。学年対抗戦では右ウイングをし、慣れないスプリントで酸欠と筋肉痛になりました。やはりフィールドプレイヤーは体力バケモノですね。

 

 さて、納会も終わり地元岡山に帰省してほっと一息ついた所で、インカレの振り返りと来年度に向けた意気込みをまとめたいと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 まず、関東の強豪と練習試合をして感じたことは、圧倒的なフィジカルの差とスピード感の違いです。個で打開されシュートまで持っていかれる場面や、キーパーまでかけてくる勢いのあるプレスにはまり、ビルドアップミスから失点することもありました。アジリティやパワーの部分では完敗だと思うので、そこは妥協せず取り組んで強化していきます。また、個で劣る広大が関東私大と渡り合うためには、高い技術と頭を使ったサッカーを追求していく必要があると考えました。予測と立ち位置で勝り、前プレをはがしたりセカンド回収して自分たちが支配する時間を増やしたりすること。奪われても頭の切り替えを早くして、陣形を立て直し全員で取り返しにいくこと。広大が目指すサッカーには、常に頭を動かし続けることと、キーパーの足元も要求されると感じました。

 

 次に、本戦を通して感じたことを書きます。私は一回戦はサブとしてベンチ入り、二回戦はスタンドの上からビデオを撮りました。貴重な二試合を違う視点からじっくりと見て、自分がピッチに立って何ができるのかをイメージしていました。特に、仙台大学の大きい選手を相手に、このクロスに対して前に出てハイボール処理ができるかという点は、非常に重要だと思いました。セットプレーが命運を分けることは珍しくありません。関東関西のキーパーや健太郎さんのような身長がない分、落下点の予測とポジショニング、空中で当たり負けない安定感、パンチングの判断など、もっとこだわってクロス対応の練習をする必要があると感じました。また、本番の緊張感の中で、繋ぐのか割り切るのかという意思疎通も大事だと考えました。大也さんのビルドアップはシーズンを通して素晴らしく、この二試合でもいつも通りの両足キックで脱帽しました。その大きな存在が欠けてしまう来シーズン以降、だれがボールを落ち着かせて試合をコントロールできるのだろう。自分が大也さんの後釜となり、安定したビルドアップと時間や流れなどを把握した上でのプレー選択の方向づけをしていく、信頼されるゴールキーパーにならなければならないと強く決心しました。そして、広大の守護神となってチームに貢献し、今年を超える結果が得られるよう精進したいと思います。

 

 最後に、スポンサーとして支えてくださっている株式会社アイグラン様をはじめ、OB・OGの皆様、クラウドファンディングで支援してくださった方々、監督や学生コーチ、川下キーパーコーチ、家族や高校の先生方など、関わっているすべての皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。来年からもさらに成長した姿を見せ、皆様に希望や元気が与えられるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

 それでは、健康にはくれぐれもお気をつけて良いお年をお迎えください。