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「後輩へ」(酢谷元哉)

 

 こんにちは。交友会だより9月号の表紙を飾らせていただきました酢谷元哉です。捨てずに保管のほどよろしくお願いいたします。

 

 大学サッカーもあと少しということで、これまでの経験から後輩に伝えたいことを綴りたいと思います。

 

 1つは、怪我をしないことです。

 僕は1年生や2年生の頃、実力でスタメンで使ってもらえないことはありましたが、怪我で公式戦に出られないことは1度もありませんでした。日々のケアや少しでも違和感があったら治療に行くことを必ずしました。大きな怪我をすることなくここまでサッカーが出来ているのはこのおかげだと思っています。

 

 もう1つ目は、あまり悲観しすぎないことです。

 僕は大学二年目のシーズンが一番苦しみました。全然点を決められませんでした。シュートを外すと「今日もダメだ」とすぐ自分を責めて、どんどんプレーが悪くなっていき、結局点を決められず、試合が終わっていました。反省は試合が終わってからすれば良いので試合中はとにかく切り替えることです。僕はミスした時ほど笑うようにしていました。自分で自分を悪い方向へもっていくのはもったいないので常に前向きにプレーし、試合を楽しんでください。

 

 最後に前線の選手にむけて

 FWは「得点」「アシスト」と良くも悪くも結果が目に見えて分かるポジションです。

 とにかく数字にこだわってほしいです。先ほども書きましたが、2年生の頃は点を決められず、スタメンを外れる経験をしてきました。当時は不満を持ち続けていましたが、結果を残せなければ当然のことです。逆に言えば、結果を出し続けたら試合に出れるようになるし、上のカテゴリーでプレーできるようになると思います。結果を出さなければと焦ったり不安になることもあると思います。僕自身、試合で点を決められなかった週はもちろんですが、点を決めた週でも次の試合で点を決めることができるか不安になっていました。シュート練習では1本1本こだわって外したら何がダメだったか考え、改善する。納得がいくまでシュートを打つ。そうすることで、自然と不安は取り除かれていきました(完全になくなることはありませんでした)。

 ストライカーたち、頑張ってください!

 

 このチームでできる試合もあとわずかになってきました。最高のチームメイトとできるサッカーを楽しみながら1試合1試合全力で戦っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。