広島大学 総合科学部 准教授
体育会サッカー部監督
平成3年度入学
上泉 康樹
向寒の候、OB・OGの皆さまにおかれましては、益々ご精励のことと存じます。
さて、すでにメディア等でご存じの方がほとんどかと思われますが、先日、当部が25年ぶり13回目の全日本大学サッカー選手権大会出場を決めることができました。四半世紀にわたり全国大会からは遠ざかり、立ちはだかる私学の壁に何度も跳ね返されながらも、学生たちが諦めず日々精進し、皆さまと一緒にチーム広大として勝ち取った悲願の全国大会出場となります。
前監督の沖原先生や前OB会長の村田さん、現OB会長の塩崎さんを初めとする、多くのOB・OGの諸先輩方、監督不在時にもバトンをつないでくださった院生・学生コーチの方々、人工芝敷設を実現してくださった広島県サッカー協会や広大附属OBの方々、保護者の方々など、これまで広島大学体育会サッカー部に関わってくださった皆さまに深く御礼申し上げます。
私自身は、監督5年目にしてようやく全国大会出場を決めることができ、嬉しさよりも安堵の気持ちの方が大きく、また、全国大会でも中国地域の代表として恥ずかしくない試合をすべく一層身の引き締まる想いです。
今シーズンもコロナとの闘いが続き、前期は全勝で終えたものの、後期の初めは教育実習や怪我、累積警告や退場などでなかなかベストメンバーが揃わず、チームとしても苦しい時期が続きました。そのような中でも、令和元年度入学のキャプテン石神君を中心とした4年生がひたむきにチームを一つにまとめ、最後の最後で全国大会出場という夢を叶えてくれました。リーグ最少12失点という記録も、真面目で規律正しい４年生の色をよく表わしていたと思います。残念ながら、最終節では、今年広大が前期3－0・後期0－0で負けなかったIPU・環太平洋大学が福山大学に勝利したため、準優勝に終わってしまいましたが、タイトル奪取については、来年度の後輩たちの良い目標とさせたいと思います。
なお、全国大会につきましては、まだ全学連から公式リリースされている情報しか、皆さまにはお伝え出来ませんが、1回戦は12月8日㈭にAGF（味の素スタジアムサブ）にて開催予定で、キックオフ時間や対戦相手は未定です。公式リリース後、また皆さまには詳細な情報を提供させていただきます。平日でお忙しい中、誠に恐縮ではございますが、ぜひ多くのOB・OGの方々をお誘いあわせの上、会場へ応援にお越し頂けますと幸いです。
これからも変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。