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「顧みる」(坂田明優)

 

 皆さんこんにちは、教育学部第四類健康スポーツコースの坂田明優です。引退に際してブログを書くということで、前回のブログではサッカーを続けている理由を書いたのですが、今回は僕自身のサッカー人生を振り返って書いていこうかなと思います。

 まとまりのない文章で長々と書くので、最後までちゃんと読んでくれる人が何人いるのかと不安になると同時に、読んでくださるなら、

温かい目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 まず、僕のサッカー歴を簡単に紹介します。

僕がサッカーを始めたのは小学校3年生の時、日本で初めてできたバルセロナのスクールに入ったことです。自宅から1時間以上かけて父に送ってもらい通っていました。ここではバルサのコーチの方や元Jリーガーの方に指導してもらったり、スペインへ遠征へ行ったり(希望制ですが、、、)しました。僕のサッカーの原点であり、バルセロナを好きになったきっかけでもあります。カンプノウで観戦した、ペップ時代のワクワクしてしかも強いバルサは今でも忘れません。中学校では、地元の中学校のサッカー部に入部しました。地区大会の1回戦を勝ち上がればいい方、経験者の顧問はいたけど2年生の時からいなくなって自分達で練習をするというような部活でした。もちろん僕の代でも地区大会はおろか、その前のブロック大会で敗退しました。高校は、地元の公立高校に進学し、ここでもサッカー部に入部しました。このサッカー部は地元の地区では強い方で県大会出場は当たり前、だけど県大会では1回戦で負けてしまうくらいのレベルでした。僕の代でも同じような結果でした。そして、1年間の浪人期間を経てこの広島大学に入学し、サッカー部に入部しました。ご存知の人が大半だと思いますが、Aチームに上がることはなく、ずっとBチームで4年間プレーしてます(してました)。

 

 

 少し長くなりましたが、以上が僕のサッカー人生のざっくりとした流れになります。こう振り返ってみると「後悔」の多いサッカー人生だったなと感じます。次に、そのエピソードをいくつか紹介します。

 

 ひとつ目の後悔は、高校時代です。

 3年生での最後の選手権の一次予選、3回勝てば最終予選に進出の2回戦で、僕のミスから失点し負けてしまいました。0-0で迎えた後半のアディショナルタイムにコーナーキックのカウンターを受け、僕がクリアミスしてしまいそのまま失点と言うものでした。選手権まで残ってくれた他の同期達に申し訳なかったし、涙が止まりませんでした。

 ふたつ目は、今シーズン、iリーグの上位プレーオフにi2として出場できなかったことです。自分らの代で歴史を作りたかったし、あと勝ち点1でも積み上げておけば進出だっただけにかなり悔しく、ここでも涙しました。

 他にも、大学時代は怪我に悩まされ、満足のいくプレーはできなかったし、うまくいかない自分に苛立ったり、シーズン途中からではありましたが副キャプテンにも就任して、4年生としてBチームを、またチーム全体のことを考えて行動できたか、引っ張ることができたか、後輩にプレーでみせることができたか、あまり納得がいっていません。これを書いている日にあった、i2の引退試合でも脳震盪の疑いで途中交代してしまい、負けてしまったのも後悔しかありません。(このブログが出ている頃には決まっていると思いますが)インカレメンバーに選ばれず、Aチームと関東にいけなかったらまた後悔するでしょう。

 

 

 とまぁここまで書いて、後輩達に何を伝えたいかというと、①後悔はするから、その後どう行動するかが大事ということ②やるからには全力で、上を目指してやり切ってほしいということです。

 

 ①に関しては、サッカーだけでなく、生きていると多かれ少なかれ後悔は絶対すると思います。後悔をするからそれを糧に強くなれると思うし、自分のペースでいいからものごとを進めていってほしいなと思います。「悔いがないようにやりきれ」っていうのは僕はできないと思ってて、その後悔を自分の中で如何に消化し、改善していくかが大事だと思います。

 

 ②に関しては、正直僕は何度もサッカー部辞めたいなって思ったし、i2のスタメンになれればいいやくらいでしか3年生までは思っていませんでした。どこかで自分の限界を自分で決めつけ、ぬるま湯に自分をひたらせていたのかもしれません。けれど4年生のiリーグの上位プレーオフに行けなくなった辺りから沸々と自分の中に「このままでいいのか」という気持ちが湧き上がってきました。遅すぎですよね。笑

 

 03はあと一年、04.05はあと二.三年サッカー部に在籍することになるかと思うので、自分の限界を決めつけず、上のカテゴリーを目指して全力でサッカーを楽しんでほしいです。

 

 以上が、僕がサッカー人生を振り返って後輩に伝えたいことです。本気で自分の好きなことに取り組むことができるのって、大学生までだと思うので、このサッカー部で、最高の環境と最高の仲間でサッカーできることに感謝して全力でやり抜いてほしいです。

 

 インカレまであと少しのところにきて、Bチームだけど僕はインカレに帯同したいし、やれるだけのことはやりたいと思います。i2の引退試合のあと、父から

 

まだインカレがある。

 

「1%の可能性のために

  100%の努力をする」って

ことばもある。

33人の枠は自分で勝手に

決めてあきらめないこと。

 

その姿勢が自分自身に、

後輩たちに、そしてチームの

これからにつながるはず。

 

ということが送られてきました。僕も最後まで、もがいてもがいてもがきまくろうと思います。やり抜きます。

 

 最後に、僕の周りの人達へ感謝を述べて終わりにしたいと思います。

 

父へ、

小さい頃から、僕を色んなスポーツ教室やバルサスクール、遠くの試合まで駆けつけてくれてありがとう。浪人期にも2次試験で実技種目があるからそれの練習にも付き合ってくれて感謝しかないです。スポーツや特にサッカーを好きになったのはあなたのおかげだと言うまでもないです。ありがとう。

 

母へ、

浪人期までずっとお弁当や夜ご飯を栄養のバランスを考えて作ってくれてありがとう。また、大事な日の前後にメッセージカードをくれたり、LINEでメッセージをくれるの励みになったし、いつも勇気づけられました。浪人するって話をした時も夢のために頑張れと背中を押してくれてありがとう。

 

02へ、

みんなでアホなことたくさんして、サッカーして時には真面目にミーティングして、僕の大学生活はサッカー部の02と共にあります。めちゃ楽しかった、ありがとう。そして4年の途中だったけど、僕を副キャプテンに採用してくれてありがとう。最後に良い思い出ができました。インカレでどこまでいけるかわからんけど、広大に新たな歴史を俺らの代で作ろう。

 

 以上で僕のブログを終えたいと思います。

バモス!!