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「飛躍」(酒井大斗)

 
 これまで中国リーグを14試合戦って全ての試合に勝利することができている。試合を重ねる中で思うのは、僕が入学してきた時よりも、あらゆる面で広大サッカー部が進化しているということだ。選手個人の質やチームとしての成績はもちろん、部活動に100%の力で取り組むための環境の整備など、ものすごい勢いで進化を遂げていると思う。今年からは新たにアイグラン様とスポンサー契約を結ぶことができ、国立大学の金銭的な課題も解決に向けて大きな一歩を踏み出すことができた。
僕は広島大学サッカー部に所属して3年目になるが、僕以上に4年生の先輩方やスタッフ、監督、OB、OGの方々はこの広大サッカー部の進化を感じているはずだ。しかし、間違いなくその歴代の先輩方のご尽力無くしては今の広大サッカー部はないと断言できる。先輩方やスタッフの方々が時間と労力を削り、長年積み重ねてきたものが今こうして目に見える結果になっていると思う。
 
 僕はありがたいことに1年生の頃から多くの出場機会を与えてもらい、そこで先輩方がチームを引っ張る姿を近くで見ることができた。プレーで引っ張ったり、声で引っ張ったり、、、形は違えど全員がチームのためにできることを全うしていた。僕たちと学年が1つしか変わらず、入学した時は自由にサッカーをしていた4年生も最上級生となり、自分たちにしかできないやり方でチームを引っ張り、勝利に導いている。その姿を見て、広大サッカー部の最上級生が背負う物の大きさ、先輩方の偉大さを身をもって感じている。それと同時に、僕が卒業するまでに僕たちの学年がチームに何を残せるのかを考えるようになった。
 
 僕たちが最上級生になった時、これまでよりももっとチームを進化させ、チームに何か大きなものをもたらさなければならない。歴代の先輩方がそうしてくれたからだ。その為にまずは今シーズン、3年生としてチームに貢献し、去年のチームを超えられるように全力で戦いたい。4年生と少しでも長くサッカーができように、今の自分にできることを最大限やっていこうと思う。
 
 まとまりのない文章になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
 
広島大学サッカー部
03 酒井大斗