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「意志の力と修正力」(石津空)

  

 今年の新人戦は予選敗退という結果で終わった。

 

 去年、私は新人戦に出場する機会を得、先輩方やチームメイトと一緒に戦うことができ、素晴らしい経験を得た。しかし、今年の新人戦ではベンチ入りするも試合に出れず不安や失望感に苛まれた時期もあった。どうしても出場したかったのに、自分の力不足や意志の力が弱かったのが原因だと感じている。そこで、今後のためにどうすればよいか考えてみたいと思う。

 

 出場できなかった理由は明確で、球際と切り替えの部分が足りていないからだ。入学してから今まで、監督を含めスタッフの方に球際と切り替えが足りていないと言われてきた。しかし、アイリーグ最終戦が終わった時に監督に自分の球際と切り替えが2年間改善されていないと指摘された。シーズン前に今シーズンBでプレーする上で球際と切り替えを改善して後期からはAに戻ろうと意識して練習に取り組んだが、まだまだ努力や意識が足りていないと実感した。

 

 新人戦メンバーで久しぶりにトップの練習に参加したこの約3ヶ月間は濃い充実した日々だった。同じ目標に向かってやる練習は面白いと感じたし、やる気も出た。意識も技術も強度も高いメンバーと練習し試合に出たい!と強く思った。それと同時にAのメンバーと比べて明らかに強度、技術の部分で差が開いてきていることに焦りを覚えた。

 

 今、失敗や挫折は私を成長させる貴重な機会だと考えポジティブに貪欲に頑張っていくと決心した。チームの一員として今度は先輩としてチームを引っ張る声かけや自分のことだけではなく常に周りにも目を配ることの出来る選手になりたい。また失敗や挫折を乗り越えるために、コーチや先輩からのアドバイスを積極的に受け入れ自分の成長に繋げ、意志を強く持ちたい。そして大学でサッカーの出来る残り2年半を諦めずAでプレーし、全国へ行きたい。

 

 いつも応援してくださる方々、いつも丁寧に指導してくださる指導者の方々など、今の環境に感謝し、後悔のないようやっていきたい。

 今後とも広島大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。