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「後悔」(福田駿介)

 こんにちは。医学部保健学科理学療法学専攻一年の福田駿介です。滋賀県立草津東高等学校から来ました。ポジションはゴールキーパーです。出身は滋賀で、滋賀県生まれ、滋賀県育ちの生粋のあみんちゅ(淡海人)です。現在は一人暮らしをしていて、ちょうど洗濯機が壊れて、友達の家で洗濯をさせてもらっているところです。また、朝にめっぽう弱いので、今年の目標は「最初の授業に間に合うように起きる。」で、毎日朝から布団の上で睡魔と静かな戦いを繰り広げています。勝率は五分五分ぐらいなので勝ち越せるように頑張ります。前置きが長くなりましたが、これから私のサッカー人生について、拙い文章ですが書いてい きたいと思いますので、是非最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 私は、小学校3年生の時から少年団に入り、本格的にサッカーを始めました。それ以前から遊びでサッカーをしていたのですが、その時からキーパーをしていて、少年団に入ってからもずっとキーパーをしてきたので、合計で10年以上キーパーをしてきたことになります。そんな私ですが、サッカー人生で2回ほど大きな後悔をしたことがあります。1回目は、中学3年の時です。3年生当時、私は通っていた中学校のサッカー部に所属して活動していま した。中体連では、3年生には春と夏に大きな大会があります。私はどちらの大会もスタメンとして出場させてもらうことが出来たのですが、どちらも失点になる自分のミスで県大会1回戦で敗退してしまいました。私はその時に自分自身のプレーを悔やみました。自分のミ スについて何度も考え、自責の念に駆られました。そしてそこで私が出した結論は、この後悔を無駄にしないということです。終わってしまったことは変えることはできません。だから、この後悔が次に来る成功の過程であったと捉えるように今後していくことだけが、自分と周りにとって、唯一の後悔の念を晴らす方法だと思いました。結果的に、この経験があっ たからこそ、高校では本気でサッカーに打ち込むことが出来たと自負しています。私はこの経験から、悔やむ時間があるのなら、その時間で同じミスをしないように練習する方が大事だということを学びました。2回目は、高校3年生の時です。私は高校の普通科コースに進学し、サッカー部に入部して活動していました。サッカーをしたくて高校を選んだので、1、2年生の時には毎日サッカー漬けで過ごしていました。しかしながら、インターハイが終わ ると、周囲のクラスメイト達は受験勉強を始め、部活動を引退していきました。私も自主練をすることが減り、勉強に時間を使うようになりました。この時から、サッカーと勉強の両立が難しくなり、サッカーに対して、本気で打ち込めていないと感じる日々が続きました。そして、全国ベスト8以上を目標として頑張ってきた最後の選手権大会を迎え、結果は県予選決勝戦で敗退しました。私は勉強にばかり時間を使って、サッカーをしに高校に来た最初の自分の気持ちを裏切ってしまったことに後悔の気持ちでいっぱいになりました。結果的に第一志望にしていた広島大学には入れましたが、あの時の後悔の気持ちは忘れていません。一度しかない高校 3 年生でしか経験できないことを大切にするべきだったと今でも思います。そこで私は、上に書いた中学生の時のことを思い出しました。悔やんだままではサッカーをやめるにやめられないと思い、元々サッカーを引退しようと思っていた私は、広島大学の体育会サッカー部に入ることを決めました。私は、この大学サッカー生活で、その一瞬一瞬で、一度しか経験できない毎日を全力で取り組んでいきたいと思います。そして、高 校で達成できなかった全国ベスト8 以上、全国優勝を達成します。後悔と聞くと、どうしてもマイナスなイメージが付きまといますが、私にとっては、大きな学びを与えてくれた大切な出来事だったと思います。後悔が私にくれた気持ちを忘れないように4年間全力で頑張 ります。

 

 最後までまとまりのない文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。これか らも日々精進していきますので、応援の程よろしくお願いします。

 

 福田 駿介