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ゴールキーパーの重要性(河口拓海)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おはようございます、こんにちは、こんばんは。近年のサッカーではゴールキーパーの重要性が年々高くなってきていると思います。これはプロのチームだけでなく、社会人そして我々の大学サッカーにも及んでいることだと思います。以前のゴールキーパーは完全な守備のポジションという印象でした。しかし、現在ではある程度の攻撃力を求められます。ある人物はストライカーよりもゴールキーパーの方が重要であると唱えます。それは現在のマンチェスターシティの監督である、ペップ・グアルディオラです。自分もゴールキーパーをしているのでなんだか嬉しく思います。ゼロトップのような従来のフォワードを置かない戦術も多くのチームが取り入れ始めていることからもストライカーの重要性はあまり高くないことを意味すると思います。

 さて、本題に戻ります。なぜ、ゴールキーパーの重要性が高くなったかというとやはりポゼッションサッカーが増えたことが要因であると思います。現在のサッカーでは多くのチームが最後尾から繋ぎ、ゴールを狙います。以前のゴールキーパーは前からプレスをかけられると前に大きく蹴り出すのが主流でしたが現在では後ろからでも繋ごうとします。その理由は可能性です。大きく蹴り出すのはマイボールになるかは50/50になってしまいます。またキーパーに相手が一人かけてくるということは必ず味方の一人はフリーになっているということです。引いている相手を崩すのはなかなか難しいですが相手が前から来た場合、スペースができやすくなります。ですので現在のキーパーには求められることが多いと思います。またキーパーは唯一手を使うことが許されているポジションです。その特権を上手く使うことができると自ずと勝率も高まります。ですので現在のキーパーはパントキックの精度も求められる、攻撃力の一手を担う時もあります。

 現在、自分は広島大学サッカー部の一員として日々練習に励んでいます。その中ではゴールキーパー陣はとても優秀な方々が所属しており、全国経験者や国体経験者など実績は関東の有名私立にも負けないと思います。素晴らしい先輩や勢いの良い後輩。自分は今、素晴らしい環境にいると思います。元アーセナルの監督であるベンゲル氏は「素晴らしい環境は優秀な選手を育てる」と言っていました。この素晴らしい環境を生かすも殺すを自分次第だと思います。残り少ないサッカー人生を悔い無く終われるように日々努力を惜しまないようにしたいです。

 

03 河口拓海