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ユーモアの感覚(菅原禄介)

 こんにちは。法学部1年の菅原禄介です。ポジションは現在はボランチをしています。なかなか難しいポジションではありますが、やりがいを感じています。

 

 年の瀬に家の鍵をなくしてしまい、警察官の立ち会いのもとで業者の人に玄関をこじ開けてもらった2020年とはうってかわって、2021年は冬眠をしていた暖房がまさに息を吹き返し、幸先の良いスタートが切れました。

 

 今回は、僕が生きる上で大切にしていきたいと考えていることを、サッカーに絡めながら書きたいと思います。

 

 では、僕が生きる上で大切にしていきたいこととは何かと言えば、タイトルにもある通り、ユーモアの感覚です。辞書的な意味でのユーモアとは、上品な洒落、人の心を和ませるようなおかしみといったところです。このユーモアを発揮するためには、人として様々な要素が成熟している必要がありますが、これらの要素がサッカーをする上で、特に、僕が今やっているボランチというポジションにおいて欠かせないものであるのではないかと思っています。

 具体的に言えば、観察力がある、頭の回転が早い、些細なことにも面白みを見つけることができるといったところでしょうか。1つ目の観察力は、例えばチームメイトの特徴や性格をよく理解してあげること、試合の流れを察知することにも繋がってくると思います。2つ目の頭の回転の速さは、言うまでもなくサッカーに必須のスキルです。そして3つ目に挙げた、些細なことにも面白みを見つけることができる力は、僕が最も磨いていきたい力です。

 人生においてもサッカーにおいても、同じシチュエーションに立たされた時により柔軟な発想ができること。サッカーに限って言えば、敵も味方も思いがけない選択肢を持っていることと言い換えても良いかもしれません。

 ユーモアの感覚を備えている人は、あくまで僕のイメージですが、他者に寛容で余裕のある生き方をしているように思います。現在は閉鎖的で寂しい社会ですが、ユーモアの感覚を磨いて、人としてもプレーヤーとしても、もっと面白くなっていきたいと思います。

 

 

広島大学体育会サッカー部 1年

 

菅原禄介