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これまでサッカーを続けてきて(平石雄大)

 こんにちは。教育学部健康スポーツ系コース4年の平石雄大です。あっという間に回ってきました。僕の番です。少し緊張しています。

 

 ポジションは大学生活だけでも、ほとんど経験させてもらいました。最近はSBをしています。まあでもキーパーデビューがない分、中野くんには負けていると思います(笑)

 

 趣味はこれと言って思いつきませんが、好きな芸人のテレビ、ラジオ、YouTubeはよく見ています。たまに釣り好きの友達と釣りに行っているので、釣りと言いたいですが、釣れなかったら寒くて眠くて2度とくるかって思ってしまうタイプなのでやめておきます。(健スポのGくんがこのブログを読まないことを望んでいます。)

もちろんGくんが釣った魚を食べるのは大好きです。

 

 さて、本題に入りたいところですが、おそらくサッカー人生で最初で最後のブログに直面し、何を書けばいいんだろうと戸惑いが溢れかえっております。でもなかなかない機会ですので、思いの丈を綴ろうと思います。それではお読みください、平石雄大で「これまでサッカーを続けてきて」。

 

          (間奏)

 

 僕は幼稚園でサッカーに出会い、本格的には小学2年生から大学4年生の今までサッカーをしてきました。これまでのサッカー人生を振り返って、辛いことや悔しいことの方がはるかに多いけれど、本当にサッカーをやってきて良かったなって思います。

 

 サッカーを通じて多くの素晴らしい指導者に出会ったこと。一生関わって行きたいと思える先輩、後輩、同級生に出会えたこと。それだけでなく、忙しい生活、キツい練習に耐えながら続けてきたこと。辛い経験や悔しい経験、悲しい経験までもが、今振り返ると全て良かったと思えます。

 特に大学ではサッカーと向き合う時間も長く、とても濃い期間を過ごすことができました。(急に真面目やな!って思ったことでしょう。安心してください。どんどん行きます。)

 

 

 「勝てば官軍、負ければ賊軍」

 

 

 中学生ぐらいからかな?受験やサッカーの勝負ごとになるとこの言葉を思いながら取り組んできました。自分を奮い立たせるためにも思い込んでいたんだと思います…。

 「結果より過程が大切だ」と多くの人から聞きましたが、確かに過程が大事なのは分かるけど、それは結果が出なかった人への慰めじゃない?ぐらいに思っていました(笑)

 

 そして、レベルの高い大学サッカーの中で、自分が上手くなり、試合に出て、活躍するために…。大学に入ってからはより思うようになりました。

 

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 しかし、なかなか試合に出られない日々、上手くいかないことも当然多く、1年生の時から毎日っていうぐらい色々考えたり悩んだりしてきたと思います。その思いはエスカレートしたこともあります。

 

「自分が出てない試合なんかどうでもいい。」

「自分が上手くいけばそれでいい」

 

 正直、こんなことを考えていたこともあります。←1番チームにいらんやつって思いますよね(笑)

まぁでもこれが事実です。もしかしたら、今こうやって思ってる後輩もいるかもしれませんね。でも、そう思ってる時期があってもいいと今なら思います。たくさん考えて、たくさん悩んで、たくさん苦しんでこそ、多くのことに気づくことができたのだと感じています。

 

 

 高校生の時、僕はサッカーノートを書いていました。ノートには試合で上手くいったこと、いかなかったことを記していました。しかし、これは部員全員が書いて提出しなければならなかったため、いわば強制的な取り組みになっていたような気がします…。

 

 そこで、大学に入ると、サッカーノートではなく携帯のメモ欄に思ったことを残すようにしました。プレーの中で日々気をつけたいこと。試合に出れなくて悔しかったこと。自分のミスでチームが負けてしまったこと。日々の練習にどういうモチベーションで向かっていくのか、自分には何が足りないのか。。。

 何か自分でこれは忘れたくないっていう感情を抱いた時にメモ欄に打ち込みました。そして、日々の練習前や自分自身を奮い立たせたい時に過去のメモを読み返すようにしていました。

 

 こうして4年間で携帯のメモ欄は自分が考えたこと、悩んだこと、感じたことでいっぱいになりました。そしてこの4年間を振り返った時、自分自身が感じることは「結果より過程が大切だ」と言うことです。

 16年サッカーをしてきてやっと、このことの意味が身をもってわかったような気がします。(笑)

 ただしこれは、結果を気にしないと言う意味ではありません。むしろ結果を出すために考え、悩み、努力し続けたという過程が前提です。結果というのはチームの勝利や個人の成長のことです。

 

 当然中国リーグや公式戦の緊張感の中、プレーすることで得られるものは多いです。しかし、試合に出るより出れなかったことの方が、プレーが上手くいくより失敗した方が、自分自身を見つめ直し、よく考え、よく悩むことができると思います。

 

 

 しかし、悩み過ぎてしまい、スランプに陥ってしまう人もいるかもしれません。そんな時にはとっておきのアドバイスがあります。

 

 

「全部上手くいっている」って思うことです。←ただの楽観的思考(笑)

 

たとえ練習で大きなミスをしてしまったとしても、今したことで試合で同じミスをしないかもしれない。

たとえ試合が途中出場だとしても、その方がいいプレーができるかもしれない。

たとえ試合に出れなかったとしても、今日試合に出ていたら怪我をしてしまったかもしれない。

たとえ怪我をしてプレーできなくなったとしても、明日はもっと大きな怪我をしたかもしれない。

 

 

 みてください。全部解決してるでしょう(笑)

 

 まぁこんな感じで困ったら楽観的思考になるのも個人的にはおすすめです。だから、サッカー部の後輩一人一人がどのような思いでサッカーを取り組んでいるのかは分かりませんが、何か1つアドバイスを送るなら、「とにかくサッカーを楽しんで、向上心を持ち、貪欲にチャレンジし続けてほしい」と思います。どれだけ失敗したとしても、4年間の大学サッカーを終える時、必ず全てが自分にとって良かったんだと思えるはずです。サッカーを辞めたくなっても、自分が上手くいっていなくても、いずれそう思えるので大丈夫です。←それでもメンタルブレイクしそうな時は相談してください、飲みに行きましょう(笑)

 

 このサッカー部には切磋琢磨し合える、相談できる、素晴らしいチームメイトがいます。

 僕は本当にこのサッカー部で大学サッカーをすることが出来て良かったと思っているし、これは必ずきっとみんなも思うと思います。こんなことを言うと、引退する雰囲気が出ていますが、中国リーグの最終節まで後1ヶ月ちょっとあります。

 自分自身も全身全霊をかけてチームに貢献したいと思います!!!

 

 

 こんなにも長く真面目なブログになってしまいましたが、少しでも後輩の励みになってもらえたなら嬉しく思います。今になって「ガヤの奥深さ」について書いてもよかったなあと思います←りょうや任せたわ(笑)

 

 読みにくい文章だったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 次は藤村哲平くんです。個人的には恋愛について書いてほしいところではありますが、持ち前のピッチ内外のギャップをどこまで表現してくるのか、非常に注目ですね(笑)

 

広島大学体育会サッカー部 4年

 

平石 雄大