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これからの広島大学体育会サッカー部員へ(佐々木衆)

 

 こんにちは。

教育学部/健康スポーツ系コース/4年 佐々木 衆 です。

今回、僕が部員ブログを担当させていただきます。

 

 今年から始まったこのブログ。4年生の者たちにとって、最初で最後の部員ブログということで、各々が「部に対する想い」や、「これまでの取り組み」について綴っていくので、まるで「卒団文集」のようになってしまっていますが、

僕の立場上、普段から部員の前では発言する機会が多くあり、日頃考えていることなどは伝えているので、

 今回の部員ブログでは、あえて「Niziプロジェクト」について話した方が食いつきがいいかな? などと思ってしまっていました。

ですが、彼女等の素晴らしさを十分にお伝えすることができないということと、

まさかの前回担当した副主将 香川と前置きが被っていたことに、とても恐怖を覚えたので、

レッドブル片手に愛用のMacに向かい、大人しく普段のようにサッカー部に対する想いについて書いて行こうかと思います。

ちなみに内容でも香川と被る気しかしていません。

 

 一つ注意ですが、部員のみんなは知っている通り、誠に恥ずかしながら、語彙力、文章力共に、かなり劣っているため、綺麗な文章にすることを心がけることなく、思ったことを殴り書いて行った方が僕らしいと思うのでそうさせてもらいます。

 

 

「長くなるんだろうなぁ」

 

 

僕のことを知っている部員はここまで読んで、ふと思ってしまうことだろう。

 

大丈夫、安心してください。

 

僕も長くなる気しかしていませんから。笑

まだ文章なだけよかったな。

 

ある程度の覚悟はして読んでいただいた方がいいかと思います。

 

 

 

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さて、今回僕の最初の最後であるブログのテーマを「これからのサッカー部員へ」 と決めました。

 

 

 なぜこのテーマについて書こうかとおもったのか、それは、チームに在籍し4年目、その内1年間は主将という立場で、「サッカー部を強く、良い組織にして行こう」と考え、様々なことに取り組んできたからこそ言えることがあると考えたからです。

 

 

 私はこの部員ブログの場を借りて、

自分自身がこれまでの4年間を通して行き着いた考えと部に対する想いを、同じ目標を掲げる同級生、そしてこれからを担う後輩、さらに広島大学に進学を決めサッカー部に入部したいと考えている、未来の広大サッカー部員に向けて発信していきたいと思います。

 

 

 まず始めに確認しておきます。

私たち広大サッカー部はチームとして何を目指しているか。

 

 

「全国に出場する。」

 

 

 そう、僕らは 天皇杯、総理大臣杯、そして2節目を控える中国大学リーグと全国を目指していたことには間違いなく、現在もそうであることに変わりはありません。この目標はAチームだけに限らず、全員が同じであること願います。

 

 

 僕たちはそのチームとしての目標を掲げ、個人としての目標があるのだと思いますが、トップチームのメンバーは、

 

「昨シーズンよりも得点を取る」

「最小失点に抑える」 

 

などといった目標を。

 

そして試合に出場することができていないトップチームメンバーやBチームのメンバーは、

 

「早く試合に出る」

「早く少しでも上のカテゴリーに」

 

などといった個人的な目標を掲げていることだと思います。

 

 そのような、「下のチームの人は上のカテゴリーに上がるために、トップチームはチームとしての結果を残すために取り組む」といった一見当たり前のようなことではありますが、それはこれまでの広大サッカー部OBが在籍されていた頃から、代々受け継がれてきた文化であり、伝統でもあり、広大サッカー部が中国リーグ1部に所属し続けられている要因でもあると考えます。

 

 

 しかし、目標としている全国出場は長い間遠ざかったままです。

 

 

 代々、4年生になられた先輩方は、

「今シーズンこそ全国に」 そのように目標を掲げます。

 ある年では、

「毎年全国に行く目標を掲げているが、なんだかんだで全国を逃してしまっている。 俺はその ”なんだかんだで” が嫌で本気で全国に行くことを実現したい。」

 そう当時の4年生の方が仰っていた代もありました。

しかし、残念ながらどの年も全国出場を逃す結果となってしまっています。

 

 

 

「今のままじゃダメだ。」

 

 

 

 何度、敗北という結果を目の当たりにし、このような感情に陥ったことでしょうか。しかしこの感情を抱きながらも、新チーム初期の段階から今まで、明確に変化したことはあるだろうか。

 

 

 残念ながら、断言できるほどの変化は見つかっていない。これが現状。

 

 

 もちろん、試合ごとに出てくる課題やイメージのズレを修正し、練習を重ねるごとに成熟度は増しているとは思います。

ですが当然のことのように敗北を喫した相手も練習を重ねるごとに成熟度は増していくわけであって、その差を埋めるのは容易なことではありません。むしろより高い要求をし、それなりの目標を掲げ、それを追い求めることでしょう。

 

 ではその相手にどのようにして追いつき追い越すか。

 

 一つ言えるのは、基準を高く持つことです。

しかし、基準を高く持つということは、それが現実とかけ離れてしまっていると却って負のイメージを持ってしまうこととなり雰囲気が悪くなることが予想されます。そのため高い基準を持つことが一概にいいということでは無いと最近になって考えるようになりました。

 

 得点力を向上させるために、シュート練習から必ず決めるよう意識したとしても、だからといってシュートが入るようになるわけでもありません。

ですが、それを許してしまってもチームが勝てることにつながるか、チームとして変わることができるかと言われればそうではありません。

 

 

 結局どうしたらいいのか、どうしたら勝てるのか。この課題は、広大サッカーにおいて永遠の課題ともいえるのではないでしょうか。

 

 

 その課題に対して結論を出すことを蔑ろにしていては、広大サッカー部がこの現状を打開することなく、中国リーグの中堅クラスのままでいることをのうのうと見過ごすこととなるでしょう。それは、今のこの現状を打開しようとすることを放棄することであり、

 

「敵わない相手には敵わない。」

 

そう認めてしまうということになる。しかし誰がそんなことを望むでしょうか。

 

 

 あえて言わせてもらうと、私たちは勝つ集団に変化できるタイミングはいくらでもあったのでないでしょうか。

 

 

 

長 々といろんな話に手をつけて語ってきましたが、今僕が行き着いた考えはこうです。

 

 

 

置かれた現状を甘んずることなく誠実に向き合え。

自分だけの価値観に囚われるな。殻を破れ。

勝つために必要なことを具体的にイメージし、それを追求し行動を決めろ。

 

そして徹底的に勝利を追求する集団であり続けろ。

 

 

 

 以上のことを各々がイメージしていれば、広大サッカー部にとっての基準は自ずと確立されていくと思います。基準なんて作ろうとするものではなく勝手に形となるものだと、そう結論に至りました。

 

それが形となった時、それが広大サッカー部としての基準であり、その基準を後輩の人には伝承し、「広大サッカー部員らしさ」を築き上げていただきたいです。僕はそうあることを強く望みます。

 

 

 

 

 予想通り話が長くなってしまい、まとまりのなく読みにくい文章となってしまいました。

サッカー面だけでなく、「これからの広大サッカー部がいい組織になるために」という考えも伝えようかと考えていましたが、またの機会とさせてもらいます。おそらくないと思いますが。笑

 

 

最後に、

僕はよく同学年からも、先輩の方々、そして後輩にも

「熱い男」そう言われることが多くありました。現時点でもそのような印象を持っている人はいるかもしれません。

 

 なぜそこまで求められるのか。

それは今の広大サッカー部に可能性が満ち溢れているということ。

そして何より広大サッカー部が好きだから。

それに尽きると思います。  (どこかで聞いたような……。)

 

 可能性に満ち溢れているからこそ、広大サッカー部が好きだからこそ、何より好きなサッカーで、共に歴史を築きたいし、仲間と勝利の喜びを多く共有したい。その想いからだと思います。

 

 

 だからこそ、今回さらに魅力的な組織となれるように、そして主将としての責任を果たすよう、最後まで突っ走っていくため、自分を追い込む意味でも話させてもらいました。

 

 

 

 残り引退まで中国リーグだけとなりましたが、少しでも長くみんなとサッカーができるよう、サッカーの素晴らしい瞬間を一回でも多く共にできるように、最後まで闘い続け、その姿勢を示し続けることを誓います。

 

 

 広島大学体育会サッカー部 4年

 

 

佐々木衆