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「一年」(出口向陽)

平素よりお世話になっております。

今シーズン主務を務めさせていただきます、総合科学部3年の出口向陽です。

先日、弊部ホームページにて、香取潤選手がプロサッカーチームへの加入内定がされました。香取組筆頭として、この上なく嬉しく思っております。

一年生の頃から多くの時間を共にしてくださり、食事に連れて行っていただくことも何度もありました。ステーキを食べに行ったり、スイッチのカセットを貸し借りしたり、フラペチーノ片手に恋バナをしたりと、公私共に大変お世話になりました。

今後のさらなるご健闘とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

潤さんをはじめ、04世代の先輩方が引退された今。

最高学年として、後輩たちに二つの約束をしたいと思います。

 

 

一つ目は、『結果の追求』です。

当たり前ですが、結果を求めることに忠実なチームでありたいと思っています。

上泉先生の言葉にもある通り、公式戦のピッチに立つ以上、結果と真摯に向き合うことは、体育会サッカー部に所属する全員の責任だと考えています。

ただし、結果は個人の努力や一試合の出来によってのみ決まるものではなく、日常の積み重ねや組織としての在り方の帰結として表れるものだと思います。

勝敗を「偶然」や「勢い」に委ねるのではなく、再現性をもって結果に近づくためには、ピッチ外を含めたチーム全体の設計が不可欠です。

その意味で、結果の追求は戦術やゲーム展開だけで完結するものではなく、定性的なマネジメントとも密接に結びついています。

チームの雰囲気、学年を超えた信頼関係、当たり前の基準。そうした数値化されにくい要素が安定して初めて、練習の強度や試合での判断に一貫性が生まれ、結果として勝敗に反映されていくと考えています。

主務として、与えられた業務を遂行するだけでなく、チームが高い基準を継続的に保つための前提条件を整えることに責任を持ちたいと考えています。

結果に対する責任とは、試合当日に向き合うことにとどまらず、その結果が生まれる構造に日常から関与し続けることだと捉えています。

大好きな先輩方に引け目を取らない集団として、着実な成長を遂げていきたいと思います。

 

二つ目に、「広大サッカー部員でよかった」と言わせることです。

 

最高学年となり、約80名に及ぶ部員それぞれの時間、機会、そして精神的エネルギーの総量を預かる立場に立っているのだと、強く感じています。

4年間という不可逆的な時間の中で、サッカー部に所属し続けるという選択は、個々人の人生において決して小さな意思決定ではありません。

その意思決定の受け皿となっている組織として、広大サッカー部がどのような価値を提供できているのかは、常に問い続けるべきだと考えています。

この3年間、05と共に、組織のあり方について多くの議論を重ねてきました。仲の良い学年だからこそ、チーム全体のまとまり方や組織作りにはより一層こだわっていく必要があると考えています。

後輩たちの大学4年間という大切な時間を、広大サッカー部に費やしてもらえることへの感謝と、その責任。

一選手として、そして主務代表として、部員がこの組織に身を置いたことを肯定できるような環境づくりに、最後まで向き合い続ける覚悟です。

 

残り一年。

恩返しの一年。

広大一丸となって頑張っていきましょう。

 

 

最後になりましたが、アイグラン様をはじめ、弊部を応援してくださっているすべての皆様に、心から感謝申し上げます。

今後とも、広島大学体育会サッカー部をよろしくお願いいたします。

 

 

出口向陽